最終更新日:2024/ 4/ 2(火) 16:00:19
国際政治のページ
受講生専用ページ
予習用の映像や音声、配布物、板書データ、確認テスト、課題レポート用紙などは、受講生専用ページから入手できます。
※受講生への連絡や告知は更新情報のページの方に掲出しますので、そちらのチェックも怠らないでください(チェックしてゐることを前提に講義を進めます)。
講義の概要
(1)サブタイトル
現代世界の基本構造と基礎概念
(2)講義のテーマと目的
(A)この講義は、国際政治を理解するうへで必要な諸概念や、基本的な考へ方を概説することを目的とします。たとへば「大国」とは何か、国家はどのやうな原理や原則にしたがつて行動してゐるのか、といつた問題を順次とりあげます。
(B)また、それと並行して、現在の日本や国際社会が直面する、さまざまな政治問題や社会問題についても、適宜に取りあげ、分析を加へることにします。
(3)到達目標
この講義では、国際政治について基本的な知識を習得すると同時に、各自が実際の国際政治を観る目を養ひ、さらにそれを文章で説明できるやうになることをめざします。そのため、上記の目標に到達したかどうかを確認するため、単位認定のための最終試験は「論述式」とします。
(4)講義の内容
上記(A)については、以下の章立てにしたがつて、順次講義してゆきます。なほ最初の講義で「講義ガイダンス」を実施し、また最終回では、半年間の講義を総括したうへで「国際政治を学ぶ意味」について、お話ししたいと思ひます。
- 第1章 国際政治学概論
- 第2章 西欧国家体系
- 第3章 国際行為体I
- 第4章 国際行為体II
- 第5章 国際経済体制
- 第6章 国際紛争
- 第7章 国際理論
※より詳細な進度は公式のシラバスで確認して下さい。
※ この科目では受講生の理解度に応じ、講義内容の疎密および説明の深浅を調整します。そのため講義の進度も、受講生の知識や関心の平均的水準(高校で「政治経済」を履修した者の比率や、科目内容に対する興味関心の度合ひなど)が「例年より低い」と判断されれば、実際の講義はゆつくり進み、また、より基礎的な事項の説明から始めます。逆に例年よりも理解力や関心が高いと判断すれば、基礎的な説明は省いたうへで、より専門的な内容まで解説を行います。さらに、実際の国際情勢の変化を受け、講義の内容や順序を入替えることもあります。
(B)については、時々の話題を、適宜取り上げます。基礎的なところから噛み砕いて説明するつもりですが、理解をより深めるために、ニュース(政治面/国際面)には毎日、かならず目を通してきてください。
※(B)に関しては「政治外交史」や「政治学入門」と、テーマや内容が重複する場合があります。
(5)講義の進め方
この講義は「オンデマンドを活用した反転授業」の形式で行はれます。
- 教員は事前に「予習用ビデオ(90から120分)」を録画し、Youtubeで公開します。受講生のみなさんは「講義レジュメ」をみながら、都合のよい時間にそちらを視聴してください。
- 講義を視聴し終つたら「受講生専用ページ」から「確認テスト(正誤選択式)」と「課題レポート(記述式)」をダウンロードし、取り組んでください。
- 「確認テスト」は定められた期限までに、Google Form経由で回答してください。
- 「課題レポート(800―2000字)」は、期限までにUNIPA経由で提出してください。このレポートの受理をもつて「出席」とみなします。
- 火曜3限(12:30―14:00)と金曜1限(8:30―10:00)の講義は「質疑応答日」とし、課題レポートに書かれた質問や感想、提案などに答へるほか、確認テストについて解説し、さらに課題レポートのうち、いくつか重要なものをとりあげて添削します。
つまり、この講義の中心は「あらかじめビデオを視聴し学習するところ」にあり、講義当日はその補完となります。そのため、ビデオを見ないで講義に出席したところで、まつたく授業についていけませんから、「予習」は怠らないやうにしてください。
(6)休講と補講について
いまのところ、休講/補講の予定はありません。実施する場合は、更新情報のページに掲出します。
(7)教科書
課題レポート作成用のテキストとして倉島保美『論理が伝わる世界標準の「書く技術」:「パラグラフ・ライティング」入門』講談社ブルーバックス、2012年(ISBN9784062577939)を使用します。
教員が作成したレジュメを使つて講義を進めるため、上記以外の教科書はありません。また参考書については公式のシラバスに掲げたもののほか、講義のなかで随時紹介します。
(8)注意事項
- 質疑応答はハイブリッド形式で実施します。教育実習や体調不良などで対面講義に参加できない学生は、自宅などからオンラインによる同時中継を視聴するか、あとでオンデマンド録画を視聴しておいてください。
- 質疑応答の時間は私語厳禁とします。また休憩時間以外の入退室も禁止します(緊急の場合を除く)。
- 質疑応答日に出席はとりません。課外活動や教育実習などによる「公欠」は、所定の部署に届けてください。ただし、提出しなくても成績評価には影響しません。
- この科目では、開講後に、皆さんの知識量や理解度を判断しながら、講義内容の疎密および説明の深浅を調節します。したがつて昨年までと同様のペースで講義が進むとはかぎりません。
- そのほかの注意事項については、最初の講義で説明します。
講義に関する質問
- 講義の形式や内容に関する質問は、課題レポートの「感想・質問・提案」欄か、松大UNIPAの「授業Q&A」より受けつけます。
- それ以外の(個人的な)質問や連絡はEメイルで受けつけます。はじめてメイルする学生は、あらかじめ「大学教員へのメールの書き方(京都女子大学江口聡先生のページ)」と「メールを書くときにはここに注意(慶応義塾大学松岡和美先生のページ)」を熟読してください。
成績評価
- 平常点:課題レポート(全28回)については、1回受理されるごとに1点または2点を付与します(56点満点)。
- 試験点:第30回の課題レポートを「最終レポート」と位置づけ、60点満点(形式点と内容点それぞれ30点)で評価します。
- 単位認定の条件:平常点で28点以上を得ることと、最終レポートが受理されることです。
- その他の詳細については、初回の講義ガイダンスで詳しく説明します。
参考文献・リンク集
別のページにまとめました。
参考文献は講義の進行に応じて追加しますので、定期的にチェックして下さい。
またリンク集については、本サイトの免責事項の3.を読んだ上で利用して下さい。
担当教員
担当教員に関する情報は制作者情報のページに掲出してあります。